TiestoのDeep Houseレーベルアルバム"AFTR:HRS MIXED BY TIESTO"

今年はClub Lifeシリーズも無かったのでCD等のリリースはもう無いものと油断してたら、突然TiestoのDeep HouseレーベルであるAFTR:HRSの方から2016年12月23日に新コンピレーションをリリースするという発表がありました。

AFTR:HRS MIXED BY TIESTO

というわけでもう23日は過ぎているのでリリースはされてますが、公式から発表されてる分ではBeatportとiTunesとSpotifyのデジタルリリースが基本でCDは今のところよくわかりません（Amazonデジタルもひっそりとありました）。Spotifyのアカウントがあれば1曲目と6曲目以外はお手軽に試聴出来たりもします。

とりあえず聞いてみた印象としてはそこまでマニアックなDeep Houseに特化したわけでは無いのでとっつきにくい感じは少ないと思われます。ここ数年やってきたDeep House系のセットとBPMが遅くなったISOSを混ぜたようなイメージでしょうか。

終盤のTime Painter・RaabtaからTiesto名義の新曲Back In The Days辺りの流れもTech Houseに近いような系統でどこか懐かしさも感じます。そういった意味ではEDM世代からのTiestoよりもっと昔のTiestoを知っている世代の方が馴染みやすいかもしれませんね。

TiestoのDeep Houseの流れについて

Club Lifeラジオの記事でもうずいぶんと前からDeep House路線については書いてますがもう一度おさらいをしておくと、TiestoがDeep Houseを始めたのは世界的にもDeep系が流行りだした2012年夏頃からだと記憶しています。

その後3FM時代はちょいちょいCLラジオのHour 2なんかを利用してAfter Hoursスペシャルといった形で披露する機会を増やしていきました。アメリカ発の有料ネットラジオの方でもそういう企画を並行して行っていたと思います（もしかしたらこっちが先だったかも）。

大きな転機となったのは2015年5月。CLラジオが3FMからRadio538に出戻りしたのをきっかけに、Hour 2の放送内容はほぼDeep系固定となりまして益々比重を上げていくことになります。そしてそこから約1年経ちまして2016年春。ついにMusical Freedomのサブレーベルといった形でDeep House専門のAFTR:HRSレーベルを立ち上げました。

そんな感じでレーベルが出来るまでほぼまる4年経過していることから考えると個人的にはかなり時間がかかったなって印象です。とはいいつつもライブでは相変わらずBigroom系中心なので正直どこまで本気なのかずっと疑ってたようなところもあったのですが、今回正式にコンピレーションをリリースするという所まで来てやっとひとつの形になったのかなといったところでしょうか。

まぁ今回のリリース関連のインタビュー記事なんかを見るにそこは明確に区別をしているようではありますが、今後どうなるかはまた来年以降のお楽しみでしょうか。しかし今回のコンピタイトルだと次はMixする人が変わったりしそうな気もしますが。

トラックリスト

Tiesto - AFTR:HRS MIXED BY TIESTO (2016/12/23)

Tracklist
01. Nuits D'Etoiles feat. Noemie - Un Autre Monde
02. Niklas Ibach feat. Dan Reeder - The Blues
03. Florian Paetzold - Easy
04. Autograf - Heartbeat (Alex Schulz Remix)
05. Sultan + Shepard feat. Quilla - Walls (Deeper Shades Mix)
06. Benny Camaro - Las Dos Lunas
07. Ferreck Dawn - Mad Love
08. Loud Luxury & Ryan Shepherd - Something To Say
09. One Day Hero - Momentuum (MOGUAI Remix)
10. Florian Paetzold - Love Will Never Do
11. BLR - Nungwi
12. Baggi feat. Sylvia Tosun - Time Painter (Dub Mix)
13. CamelPhat - Raabta
14. Tiesto - Back In The Days