長月みそか - 少女素数 第1巻
ネットできららフォワード4月号の表紙を見てビビっと来たところに丁度単行本が発売とのことで長月みそかさんの少女素数第1巻を買ってみました。この作品はきららフォワードで現在も連載中のかわいい双子を中心としたお話です。それはそうと、きららフォワードは4コマじゃなくて普通のマンガ形式なんですね。きらら系っててっきり4コマばかりなのかと勝手に思ってたので全然気づいてなかったのですが・・・言われてみればけいおん！のフォワードゲスト回は4コマじゃないですね。
とまぁそんな感じで少女素数なわけですが、実際読んでみて思ったのは想像してたよりかは固い印象でしょうか。もっとこう萌系だったりポップな感じで押してくるのかと思ったらそうでもなく、この辺は後書きでも触れられてますが単純に作家さん本来のカラーなのかもしれません。
まぁそうは言ってもキャラに関しては言うこと無いくらいかわいいんですけどね。とりあえず双子の名前を覚えるのに何故か苦労しましたw。どう考えても見た目も性格も全然違うんですけどなんでだろ。私的にキャラ的にはすみれの方が好きでグラフィック的にはあんずでしょうか、特にあんずの三日月型の口が大好きです。
にしてもやはり双子なので2人でいるときが一番なのですが、ふっとそうではない時の差もそれはそれでいい感じ・・・というか上手いなぁと思ったり。双子と兄である富士夫メインで話が進むのかと思いきや意外と登場人物も多くちゃんと人間関係も考えられてたりで、この辺あたり前のことなんだけど好印象な点でもあります。
あとは舞台だったり背景の緻密さだったりにも正直驚きました（ていうか冒頭でも書いた通り私は普通に4コマだと思ってたので何も考えてなかったってのもありますが）。なんだろうこの下町的でありちょっと異国的でもある感じが凄いノスタルジックで何かいいなーって。一見双子だけに目が行きがちですが作品の持ってる雰囲気もいいんですよね、この感じは凄く大事だと思います。
というわけで私的にはかなり気に入ったので次も期待したいですね。まぁ次の巻は最低でもあと半年は無理ですがなんとか頑張って欲しいものです。個人的な心情としてはあまりシリアスな方向に振れすぎないで欲しいってのはありますがこの辺どうでしょうね、まぁこの辺も含めて期待ってことでひとつ。
