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和ヶ原聡司 - はたらく魔王さま! 3

はたらく魔王さま!〈3〉 (電撃文庫)

もうすぐ第5巻が発売するってのに今頃3巻の話をしてみたり。というわけで2011年電撃小説大賞の銀賞受賞作であるはたらく魔王さま!ですが、この間4巻も発売してますしコミカライズも2誌で進行中。メインストーリーを扱う電撃大王の方は本編にも絵が出てないエメラダとアルバートも登場してるとのことでそろそろ1巻が終わる頃でしょうか。スピンオフの電撃マオウの方は5月に開始したばかりでまだこれからとのこと。当分はこんな体制らしいのでとりあえず順調に行ってほしいですね。

 

 

 

さて本編の方ですが相変わらず好みなネタも多くていいですね。私的にはやはり小ネタのチョイスがかなり好き。著者である和ヶ原さんのTwitterを見るに恐らく同世代だと思われるのでその辺の感覚が合いやすいってのもあるかもしれません(まぁでも基本的にティーン向けと言われるラノベでそれは異端なのかもしれませんが)。あと今回何回も出てくる台詞の途中でツッコミ入れるのも好きですね、観覧車の所とか。

 

にしても直ぐに叩き斬ろうとするエミリアさんの脳筋度が半端ねぇ。ちょっと前にどこかで見た魔王と勇者の特徴対比表まんま過ぎて笑った。2巻から登場してかなりオイシそうなポジションだと思われた鈴乃さんはやっぱり美味しかった。ボケもツッコミも解説も戦闘も出来るとあってかなり万能な感じ。第1章の自転車・おがら辺りの流れとか第4章のセフィロトの話や芦屋への質問とかかなり好きです。

 

そしてなんだかんだとどんどん重要度が増してきてる千穂ですがこちらもかなり万能キャラになってきて若干心配な気も・・・とか思ってたら4巻表紙はメインだよ、待遇良すぎて吹いた。これはある程度覚悟を決めたと見ていいのだろうか。いやまぁぶっちゃけた話この作品の場合、今のところカップリング的なネタはあまり読めないのでどうするのかなってのはポイントの1つだと思いますが。この作品のキャラみんな好きなので(純天使除く)上手くまとめて欲しいなと思ったりもしてます。

 

今回の新キャラであるアラス・ラムスですがてっきりゲストキャラかと思ってたらそうじゃなかった。途中で露骨過ぎる死亡フラグ仕込んでるからなんかおかしいとは思ってましたがそういうことか。まぁ今回はデュラハン弐号全然使ってませんしね、チャイルドシート付けてまでスルーとかだったら悲し過ぎですよ。しかしかなりメインストーリーに影響しそうな大分チャレンジングなネタを仕込んできたわけですしこちらについても今後の展開が気になります。